好天に恵まれた5/14(土曜)に恒例の赤津焼窯の里めぐりに行ってきました。
美山陶芸教室でロクロ実演をやっているそうです。ぜひとも見に行きましょう。
いつもは2階のギャラリーを開放しているのですが、今回は実演のため、1回の陶芸教室も開いていました。
中に入ると誰もいない教室内で寺田鉄平さんが暇そうにしてました。
早速ロクロの実演を見せていただきました。(ロクロ実演の動画)
流石ですね。勝手に土の中から茶碗が生まれてくるようです。
なんと、実演のあとでロクロを体験させてもらいました。
ちなみに写真の体験者はこのサイトの管理人1号です。
ロクロは小学生の時以来ですので、まったく素人と同じです。
「見ていると簡単そうだが実際は難しい」という印象があり、かなり緊張しての挑戦でしたが、寺田講師の丁寧な指導のおかげでうまく出来ました。
このとき教えてもらったのは
- 手は左に添える。なぜなら、ロクロが右回りだから指先で粘土を迎えに行くとダメ。
- 下から順に粘土を持ち上げて徐々に薄くしていく。
- シッピキは粘土に触れさせるだけで勝手に巻きつくので、1周したところで引っ張ると簡単に切れる。
などです。他にもいろいろと細かく指導を頂きましたがやっぱり奥が深いものです。
これまでは粘土のイメージはパンを作る小麦粉のように思っていました。引っ張れば伸び縮みする感じですね。
しかし、粘土は伸びると言うより広がる感覚です。一度広がったもの戻りません。失敗が許されないですね。
それと、直径が大きくなると遠心力が強くなり、角速度が上がるので微妙な力加減が必要です。
なので大きくなればなるほど難しくなります。
寺田さん曰く、「1寸(約3cm)大きくなれば倍の値段」と昔から言われているそうです。
大きなお皿が高い理由が良くわかりました。
で、出来た茶碗?がこれ。
うーん、僕だったら絶対にこの茶碗?は買わないですね。
この後、西から東へと気になる窯元を回って、三峰園窯に到着。
なんとギャラリーに瀬戸の7釉が展示してあるではないですか!これはとても参考になりますね。
話を聞こうかと思いましたが、当主の加藤達伸さんは若い女性3人組(窯業専門学校の生徒さん?)と楽しくお話していたので邪魔しては悪いと遠慮しておきました。
ちなみに三峰園の加藤達伸さんの長男が来月誕生するそうです。おめでとうございます。