赤津焼を中心に、和食器の暮らしを探求する
前回案内した、「市之倉陶祖祭&幸兵衛窯蔵出し市」に行ってきました。
4/8の日曜日に行きました。
途中で雨がぱらついたり、気温が低かったりでちょっと大変でしたが、楽しかったです。
特に気温は直線の金曜日が20℃もあったのに、この土日は10℃程度までした気温が上がらず、曇り空でとても寒く感じました。
9時開始に合わせて、9時15分ごろ、会場駐車場に到着。
まだこの時間だと、駐車場はガラガラですが、昼過ぎの帰る時間には、ほぼ、いっぱいになっていました。
市之倉の全体はこんな感じです。
市之倉川に沿った山間の開けた東西に長い地形です。左下の飛び地は、ニュータウン団地です。
メインの幸兵衛窯は後に行くことにして、西の方から歩いて回ります。
東の端から西の端まで2km程度の距離でしょうか。
駐車場からなら、西の端まで歩いても、15分かからない程度の距離感です。
また、巡回バスがグルグル回っているので、ラクに移動することもできます。
廣千窯さんです。
窯のしたに、染付の飾られた「なにか」が展示されていて、「アヤシイ雰囲気」ですが、
実際に窯元のギャラリーは丁寧な作品が飾ってありました。特に志野の茶碗が良かったです。
八幡神社には、陶器の天井画が奉納されています。
結構見応えがあります・
そんなこんなで、幸兵衛窯に到着。
幸兵衛窯には、一旦駐車場に戻って、巡回バスを利用して行きました。
歩いて行っても、10分程度なのですが、子供がバスに乗りたいというので、「わざわざ」バスで移動することになりました。
賑わっていますね。
とりあえず、11時なのでお昼にします。
パン屋さんとカレー屋さんの出店です。
これ以外にも、蕎麦、恵那川上屋、揚げ物、ビールと下手なお祭りよりも充実した出店が並んでいます。
まずはパン屋さんの、手作りハムのサンドイッチ。
ハムがおいしいです。ハムというよりパテと言った良い感じの食感と味です。
味付けもサッパリで、レタスとの相性が良かったです。
パンは、噛みごたえがあるタイプ。
パンだけでもおいしいのですが、サンドイッチにすると、噛みづらくてちょっと食べづらいかな。
これは、カレー。
かなり本格的なカレーです。
2005年に愛知県で開かれた万博のパキスタン館で食べたカレーを思い出します。
香辛料と素材の持ち味だけで作られている感じです。
子供でも食べられる辛さでした。
とんがった部分がないので、一口食べて「おいしい」というタイプではなく、食べていくうちおいしさがじんわりと来るタイプのカレーでした。
手打ちそばも食べてみました。
写真は暖かいそばですが、ざるそばもありました。
この日は、予想より大幅に寒かったため、暖かいそばを食べました。
ちなみに、ざるそばも食べました。
そばの風味が感じされる、おいしいそばでしたね。
細切りですが、ボソボソすることなく、つなぎの小麦粉も少ない感じでしたので上手だと思います。
ただ、出汁は普通でした。そばが良かっただけに、余計にそう感じてしまいます。
陶磁器祭りに行った割には、食べてばっかりでしたが、お宝もゲットしてきました。
市之倉には市之倉さかづき美術館があるぐらい、酒器の生産数が日本でも有数な産地です。
磁器の染付から、青磁、陶器の織部や志野、引き出し黒など、なんでもありです。
ないのは、備前焼のような焼き締めぐらいかな。
目にしなかっただけで、探せば焼き締めの酒器もあるかもしれません。
この杯は「喜山窯」で購入したものです。
なんでも、ずいぶん古いもので、手作りの小さな杯です。卵よりも小さいです。
とても薄く作られていて、紙みたいです。
染付の絵も細かくて、染付で描かれた子供は身長2㎝です。
今はとても作ることができないそうです。
以前、外国の方が、煎茶用の器として購入したことがあるそうです。
今回もとても楽しいお祭りでした。
赤津の窯の里巡りもそうですが、産地を歩きながら巡れるのが楽しいですね。
次回もぜひ食べに行きたいですね。