赤津焼を中心に、和食器の暮らしを探求する
中世(平安時代〜室町・戦国時代)から現在まで続く窯で代表的なものを六古窯と言います。
最近は考古学的な研究が進み、代表的な六古窯だけでなく多くの窯跡が見つかっています。
六古窯と言われる窯は古いだけでなく、産地としての規模や多様性を含め、現在でも日本の代表的な窯と言えます。
ちなみに、赤津焼は瀬戸焼に含まれます。
陶磁器を買うのも良いのですが、ブラブラと街を歩くだけでも楽しいですよ。
そういう意味で有名な産地は、やきものだけでなく街歩きのスポットとしてもベストです。
陶器から磁器まで、有名作家から若手のモダンアートまで、高いものから安い物まで、本当になんでも揃っているやきもののテーマパークみたいな街です。
「本業焼」と言われる鎌倉から続く陶器の街と、「新製焼」と言われる江戸時代からの磁器の街の二つの顔をもつやきものの街。
街歩きには尾張瀬戸駅から瀬戸川沿いに登って行くと良いです。途中にある瀬戸蔵ミュージアムはオススメですよ。
窯元をめぐるなら、4月と11月に行われる窯元まわりがベスト。瀬戸の代表的な窯元集合地区の赤津地区、品野地区、水野地区でそれぞれ開催しています。
瀬戸市内にある愛知県陶磁資料館は日本でも最大規模の陶磁器専門の資料館です。日本だけでなく世界のやきものの始まりから現在までが見学できるので一度は行くべき!
日本最大のやきもの生産量を誇る街です。
街歩きには多治見市役所の近くの本町を貫く通称「織部ストリート」がオススメです。
各地区ごとに陶磁器祭りや窯元めぐりを開催しているので、開催時期を確認してからいくのが良いですね。
美術館・博物館なら岐阜県現代陶芸美術館は一番のオススメ。時間があるなら近くの岐阜県陶磁資料館にいくのもアリ。
街歩きには有田駅と上有田駅の2つを中心に有田焼の販売店がならぶ、昔ながらの町並みを見ることが出来ます。
まずは佐賀県立九州陶磁文化館(なんと無料!)で有田焼の勉強をするのがベスト。このあとで柿右衛門窯、源右衛門窯、香蘭社の窯元をめぐると面白さ100倍ですね。
言わずと知れた加賀百万石の街です。九谷焼以外に観るものがありすぎて困ってしまいますが、豪華絢爛な九谷焼きも兼六園を見た後では、ものすごく自然に見えてしまいますね。
まずは常滑市陶磁器会館で観光マップを手に入れてから街歩きをすると良いでしょう。やきもの散歩道として約40分のAコースと約2時間半のBコースが設定されています。
市内にあるイナックスの工場に隣接された、窯のある広場・資料館、世界のタイル博物館、とこなめトイレパークも見ものですよ。
信楽町役場に近い国道307号沿いは、まさにたぬき通りと行って良いほどお店が並んでいます。たぬきに惑わされそうですが、店内には見事な焼締の陶器が並んでいるので安心してくださいね。
滋賀県立陶芸の森は、広大な公園の中に陶芸館や産業展示館など、ちょっとした施設が点在しています。施設はそれなりですが、公園としてはとても立派です。お弁当を食べるならここで決まりです(よさそうな食事どころが余り無いので弁当が本当にオススメ)。
市内の伊部駅を中心の見所が固まっているので便利です。駅前の備前焼伝統産業会館によって、岡山県備前陶芸美術館を勉強してから街歩きを楽しむと良いですね。