赤津焼を中心に、和食器の暮らしを探求する
真っ白な洋食器はキリッとした緊張感を、絵付けの華やかな洋食器は楽しい雰囲気を演出してくれます。 けれどそんな特別な日は、一年のうちに何日あるでしょう。
がんばった一日の疲れを癒すには、落ち着いた色合い、絵付けの和食器がおすすめです。
和食器なのに洋風?と違和感があるかもしれませんが、ジャポニズムが流行した西洋を想像してください・・・エキゾチズムを感じるでしょ?
和食器の使い方やお料理のアレンジにその感覚を生かせば、 テーブルコーディネートやお料理のメニューをの幅が広がります。
これは日本に住んでいるメリットを生かした楽しみ方です。和食器は、作家本人や窯元まで買いに行けるのです。
そこで食器を作っている作家、職人さんに会い、お話も聞けたとしたら・・・その食器に対する思い入れも強くなり、愛着もわきます。
和食器は料理を引き立ててくれますが、料理が和食器を変化させることもあります。
例えば・・・
普段は酢の物を盛る「小鉢」にチーズを。
ほうれん草のおひたしは白い釉の「志野」に持っていたけれど「織部」の皿に盛ってみたら・・・?
食器の印象は料理によって変わります。
普段と違った皿を使ってみる。そして食器の新たな一面を知る。
これも和食器を使う楽しみです。
和食器は、お料理がおいしそうに見えます。手作りの食器だと、さらに。
食器自体に伝統と実力があるので、同じ料理を作って、同じ味だったとしても、和食器がお料理をさらにおいしく見せてくれるのです。
料理は見た目も味のうち。見た目がいいと「おいしく感じ」ます!
以前は和食器どころか「食器は、使えればなんでもいいよね」と思っていましたが、和食器を使い始めると、その実力を実感。
例えば目玉焼きでも、食器を変えるだけでおいしそうさ加減が変わりますよ。